青森県への申入書:ウラン試験をただちに中止するよう日本原燃に申し入れてください。ウラン試験安全協定を凍結してください:再処理とめよう! 全国ネットワーク

青森県知事 三村 申吾 様

日本原燃が、ガラス固化体の4つの貯蔵施設について、誤った温度評価を行っていたことを認めたことに対し、私たちは別紙の申入書を日本原燃に提出しました。日本原燃の説明が納得できないものであることについては、それを参照していただきたいと思います。

日本原燃の品質保証体制に係る問題は、プール問題のときにすべて洗い出され、修正されたはずではなかったのでしょうか。ところが今回、外から誤りを指摘されて、またもや問題が明るみにでたのです。しかし、日本原燃は本質的な原因の解明や反省を何も行っていません。それどころか、早くも迷路板の改造工事を行う方針まで打ち出しています。

このような日本原燃が超危険な再処理施設を動かすことに、私たちの不安は募るばかりです。

ところが貴職は、アクティブ試験の安全協定に関する作業は行わないと表明されたものの、現在のウラン試験については続行することを容認されています。ただし、ウラン試験終盤の総合確認試験を行う場合は、今回問題になった施設の工事等が終了している必要があるとされています。しかし、その工事にかかる資格が日本原燃にあるかどうかは、その品質保証体制の是非にかかっているはずです。このような重要問題が解決されなくても良いという姿勢は、県民の安全を守る側に立つとは言えないのではないでしょうか。

日本原燃は、現在ウラン試験を実施中の施設と問題の貯蔵施設等は「切り離されている」から、ウラン試験は継続してもよいと主張しています。しかし、どちらも日本原燃が建設・管理している施設であり、その日本原燃の品質保証体制がまさに問われているのです。貴職はなぜ、ウラン試験と問題の施設とを切り離そうとする日本原燃の姿勢をそのまま容認されるのですか。

貴職におかれては、日本原燃が重大なミスを犯したという事実を重視され、県民や一般の人々の不安を考慮されて、以下の措置をただちにとっていただくよう要請します。

1.ウラン試験をただちに中止するよう、日本原燃に申し入れてください。

2.ウラン試験安全協定を凍結してください。

以上

2005年2月1日

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