日本語訳:イギリスから日本に向けての高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)海上輸送(2013年1月9日出港したパシフィック・グリーブ船)に先立ち発行されたプレスリリース

プレスリリース338/2012
2012年12月28日
カリブ共同体(CARICOM)委員長
危険廃棄物のカリブ海輸送停止要請

(CARICOM事務局、ターキー、グレーター・ジョージタウン、ガイアナ)
カリブ共同体(CARICOM)委員長ケニー・アンソニー博士(セント・ルシア首相)は、カリブ海地域の住民生活に及ぼす悪影響のリスクを鑑み、カリブ海を経由する危険廃棄物輸送の中止を求める呼びかけを強化した。
要請は金曜日、日本に向けて出航する、英国からカリブ海経由の高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)海上輸送に先立って発表された。
「今回の英国からの放射性廃棄物輸送は過去14回も行われてきた輸送に続くものであり、これら全て、CARICOMの各国首脳、カリブ経済界、そして市民社会は非常に強く反対してきた。特に英国はカリブ海地域との歴史的関係にも関わらず、このような輸送物に対する反対を常に無視しており、非常に残念である。」とアンソニー首相は声明で発表した。

声明の全文は以下の通りである:
「この度、高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の新たな輸送が近日中にカリブ海経由で英国から日本に輸送されることが知らされた。カリブ共同体(CARICOM)はカリブ海上をこのような高レベル放射性廃棄物が輸送されることへの反対を改めて訴え、その反対を強化する。カリブ海は同地域に住む人々の生活の一部であるのみならず、我々の生活と社会経済活動を支える重要な資源でもある。
今回の英国からの放射性廃棄物輸送は過去14回も行われてきた輸送に続くものであり、これら全て、 CARICOMの各国首脳、カリブ経済界、そして市民社会は強く反対して来た。特に英国はカリブ海地域との歴史的関係にも関わらずこのような輸送物に対する反対を継続的に押し切っており、非常に残念である。
CARICOMはカリブ海の人々の命と生活に及ぼすリスクを鑑み、輸送に関与しているすべてのものに対しこれらの輸送を中止するよう要請する。」

問い合わせ:piu@caricom.org; caricompublicinfo@gmail.com

英文プレスリリース:
http://www.caricom.org/jsp/pressreleases/press_releases_2012/pres338_12.jsp

[日本語訳:グリーン・アクション]

ダウンロード:イギリスから日本に向けての高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)海上輸送(2013年1月9日出港したパシフィック・グリーブ船)に先立ち発行されたプレスリリース(日本語訳)