関西電力株式会社　社長　藤　洋作　様

２月２８日付質問書の「６．中央制御室への蒸気の流入について」等に関連して、下記内容に答えてください。

(１)

中央制御室への蒸気流入については、事故直後から分かっていたはずです。なぜ昨年９月の「中間とりまとめ」に記載しなかったのですか。

(２)

中央制御室への蒸気流入について、保安院に知らせたのはいつですか。

(３)

今回の事故の時、どのようなマニュアルを参照して操作を行ったのですか。

(４)

貴社が昨年１２月２１日の福井県原子力安全専門委員会に提出した資料No.１を見れば、主蒸気隔離弁の箇所には「発錆・絶縁不良　原因：電線管からの熱水流入」と書かれ、写真では水浸しのようにみえます。事故時には１６時５分に主蒸気隔離弁を閉止しています。これ以前に、その弁を閉止しようとしたことはないのですか。

(５)

３月１日の貴社の「報告書」では、主給水管破断事故時の解析結果が書かれています。その時、主蒸気隔離弁は閉止するのですか。そうであれば、閉止はいつの時点で行うことになっているのですか。

(６)

３月１日の貴社の「報告書」では、脱気器水位制御弁の操作を行った理由として、「プラントの停止状態の確認後、脱気器水位低下、復水流量の激しい変動から、復水系統水が沸騰しているのではないかと懸念し脱気器水位制御弁を閉止した」と書かれています。この「復水系統の沸騰」とは具体的に何を指すのですか。

以上

ご回答は、明日（３月１６日）午後５時半からの交渉の時にお願いします。

２００５年３月１５日

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