青森県農業協同組合中央会宛て要望書:青森県産の食材を放射能汚染から守ってください

青森県農業協同組合中央会 会長 種市一正様

新緑の候となり、皆様方には青森県の農業の発展のために日々ますますご健闘のことと存じます。

私たちは関西に暮らしながらも、滋味豊かな青森産のニンニクや長いも、リンゴなどをおいしくいただいています。それも、皆さまの日々のご努力によるものと感謝しております。

しかしながら、六ヶ所再処理工場のアクティブ試験が始まり、事故が無くとも、大気にも海にも放射能が放出され始めました。青森産の食材が放射能で汚染されることを青森県が公認してから、そして実際にアクティブ試験が始まったため、食材の汚染について心配する声が関西でも強まっています。

私たちが実施しました関西の大手スーパーマーケットに対するアンケート結果でも、青森県産の食材と放射能汚染の問題について関心が高まっていることが分かります。青森県は、「微量なので大丈夫」としていますが、アンケート結果では、「微量でも放射能に汚染された食材は極力取り扱いたくない」との回答が寄せられています。アクティブ試験が継続され、本格運転が始まり、食材の汚染が実際に明らかになれば、スーパー等による購入中止という事態も予想されます。

そうなる前に、青森産の食材を守っていただきたいと切に要望いたします。皆さまが丹誠込めて作られた農産物が放射能に汚染されないよう、今後も私たちがそれらをおいしく安全に食べられるよう、再処理工場の運転に反対の意思を示してくださることを要望いたします。

2006年5月17日

グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22−75−103
TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会 代表:小山英之
大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581