抗議声明:美浜3号機の原子炉起動に抗議する

2007年1月10日

関西電力は本日午後1時、美浜3号機の原子炉を起動した。美浜3号機事故による犠牲者のご遺族をはじめ、多くの人たちの憤りや懸念を踏みにじって見切り発車し、起動を強行したことに強く抗議する。

美浜3号機事故の原因は未だ解明されていない。当該破断箇所の点検リスト漏れが、なぜ関電では発見できなかったのか、大飯1号機配管の著しい減肉の教訓があったのに、なぜ美浜3号機の点検リスト漏れ箇所を速やかに措置しなかったのか。これらの点とその責任の所在は未だ明らかにされていない。

この問題について、福井県警による判断がまもなく出されようとしている。そこに多くの人たちが注目している。今回の起動の強行は、県警の立件の前に既成事実をつくるためであろう。

美浜3号機事故の後、関電の原発はトラブル続きであった。最近では大飯3・4号機で、温排水データを改ざんしていたことが明らかになった。このことは、関電の独善的な企業文化、事故を起こす体質が依然として続いていることを示している。関電は、温排水データ改ざんを「重く受けとめている」、これから「十分な原因究明を行う」としながら、その前に美浜3号機の炉の起動を強行した。

福井県の判断にもあるように、美浜事故の原因は老朽化によるものであった。関電の諸原発はますます老朽化しており、老朽原発に鞭打つ傾向は強まっている。このようなとき、危険な体質のままで美浜3号機を動かすのは無謀なことである。再び事故を起こすことは不可避であると言わざるを得ない。

関電は4月に美浜3号機を止めて定期検査に入るという。それなら、いま美浜3号機をあわてて動かす理由はまったくない。また、関電は2月初めに美浜3号機の営業運転に入った後、高浜原発プルサーマルを再始動するという。今回起動を急いだのはプルサーマル推進のためなのであろう。

直ちに美浜3号機を止めるよう強く要求する。

グリーン・アクション
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