4月2日の交渉で回答のなかった点に関する質問書
3月26日、コジェマ社との「基本契約」発表の際、貴社が公表した「海外MOX燃料調達の今後の進め方について」等に関する質問事項
関西電力社長 藤 洋作 様
[1]「基本契約」締結までに行ったことに関して
- 既に終了している「契約準備」として何を行ったのか、具体的に明らかにしてください。
- 貴社の「MOX燃料成型加工標準仕様書」とは具体的にどのようなものですか。それを公開してください。
- コジェマ社と「基本契約」を結ぶにあたって「製造能力」を評価したと述べていますが、「製造能力あり」とした根拠は何ですか、具体的に明らかにしてください。
- 既に終了した「資格審査」では具体的に何を行い確認したのか、明らかにしてください。
[2]これから製造開始までに行うことに関して
- プルトニウムスポットの出来具合、ペレット寸法データ、検査の判定基準(5・6判定や0・1判定)等は、どの時点で確認するのですか。
- 「本契約」の前に確認し、市民に対しても情報を公開するのです。
- MOX燃料の品質を確認するために、サンプル燃料は作るのですか。
[3]情報公開等について
「進め方」の1頁では、「・・・MOX燃料調達計画の節目で、実施状況を規制当局及び地元に説明し、確認を得ながら・・・確実に進めていきたい」と書かれています。
- 「節目」と「ホールドポイント」は同じことですか。
- 福井県民や関西市民にも「節目」ごとに情報を公開するのですか。
[4]その他
- 添付資料2では、コジェマ社・メロックス工場の製造容量は145tHM/年と記載されています。145tHM/年の許可時期と内容について明らかにしてください。
- 「進め方」P8の基本契約の項目では、「品質保証計画書の提出を受け」となっています。コジェマ社の品質保証計画書は受け取っているのですか。そうであれば公開してください。
- 貴社は品質保証活動に関する最上位文書である「原子力発電に係る品質保証規程」を昨年10月8日に定めました。しかし保安院から「適切な品質保証活動を実施するには不十分」と指摘され、昨年12月22日、今年1月9日に改正しました。改正前と後の「原子力発電に係る品質保証規程」の文書を公開してください。
- 1999年当時、メロックス工場でMOX燃料を製造した際、コジェマ社の「製造能力」、「燃料の品質」をどのように確認したのですか。
- 上記内容については、4月9日(金曜日)までにご回答ください。
以上
2004年4月5日
- グリーン・アクション 代表:アイリーン・美緒子・スミス
- 京都市左京区田中関田町22−75−103
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