再処理工場による青森産・岩手産の食品汚染に関する関西の大手スーパーへのアンケート調査結果の中間報告
2006年3月27日
関西の大手スーパー:「微量」でも放射能を含む食材を消費者に提供したくない
- 3月初めに資料を郵送し、3月20日にアンケートを実施(メールやFAX、郵便で手紙を添えてアンケート用紙を送りました)
- アンケート送付先スーパー:20社
- 3月27日現在でアンケート回収:10社(回収率50%)
- 上記10社の内、具体的にアンケートに回答:5社
(ダイエー、平和堂、万代、ニッショー、なかむら) - 上記10社の内、「回答できない」と回答:5社
(回答できない理由は、「勉強していないため」等) - 回答をいただいた5社分の回答結果は別紙のとおりです
回答内容の特徴
(1)青森県産や岩手県産の食材に関する問い合わせするかについて[質問1]
「今後、仕入れ先、仲買人を通じて問い合わせる」という回答がほとんどで、今後対応するとしている。
(2)青森県産や岩手県産の食材に関して、放射能量の測定等を求めるか[質問2]
「今後の対応は検討しなければならない」と回答。
(3)国内の食材について残留放射能の基準が存在しないことについて[質問3]
「知らない」が3社で、「知っている」2社を上回り、基準がないことそのものが知られていないことを示している。
(4)青森産と岩手産の食材が放射能で汚染された場合の、食材の取扱いについて[質問4]
「汚染があれば取扱い中止」は2社、「他の地域より安全性の確認を厳しく行う」という社も。
(5)「微量」でも放射能を含む食品を消費者に提供することについて[質問5]
「微量」でも極力取扱いたくないが4社。
★ 青森県は、「微量」だから問題ないと言っていますが、関西の大手スーパーの対応は違います。混ざる放射能が「微量」でも、極力取扱いたくないというスーパーの声に真摯に耳を傾けるべきではないでしょうか。
2006年3月27日
グリーン・アクション
代表:アイリーン・美緒子・スミス
京都市左京区田中関田町22−75−103
TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
代表:小山英之
大阪市北区西天満4−3−3 星光ビル3階
TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581
※ 同じアンケートは、関西の百貨店、生協にも行っています。集約できればまた、公表したいと考えています。今回のスーパーに関する中間報告は、28日青森県政記者クラブで記者会見します。