10月26日:京都市への質問・要請書を提出

高浜原発事故時、京都市は舞鶴市民約65,000人の避難先

高浜原発で事故が起これば、京都市は舞鶴市民約65,000人の避難先になります。
京都市は、防護措置が不十分であれば再稼働は容認できないという立場を表明しています(2015年4月23日付「原子力防災対策に関する申し入れ」より)。
10月26日京都市民は、京都市に対し原発災害時の京都市の受け入れ体制について質問し、防護措置が不十分である今、京都市は再稼働を容認しないという姿勢を堅持するよう改めて要望しました。

提出書のタイトル:
高浜原発3・4号茶華道反対と原子力災害避難計画などに関する質問・要望書

日付:2015年10月26日

提出先:京都市長 門川大作

提出団体:福京都の原発防災を考える会/避難計画を案ずる関西連絡会

質問・要望の要約

【質問事項】

  1. 避難所のマッチングについて
  2. 要援護者の受入について
  3. 避難退域時検査済証の発行、記録票について
  4. 汚染検査(スクリーニング)と除染の省略等について
  5. 汚染検査の基準120 Bq/㎝2(40,000cpm)について
    *この基準は、小児の甲状腺等価線量300mSvに相当し、安定ヨウ素剤服用基準50mSvの6倍です。また、法令で定められている「放射線管理区域外に物を持ち出す基準」4Bq/㎝2以下の30倍です。
  6. 避難バスの確保等について
  7. 京都市民の安全を守るための措置について
  8. 京都市の職員の負担と被ばく

【要望事項】

  1. 現在の避難計画では、住民の安全を守ることはできません。実効性のある避難計画が出来ていません。防護措置が不十分である今、高浜原発の再稼働は容認できないという姿勢を堅持してください。高浜原発の運転再開に反対していることをはっきりと表明してください。
  2. 京都市民の安全を守るため、安定ヨウ素剤の備蓄等を進めてください。
  3. 京都市は高浜原発で事故が起これば被害地元であり、舞鶴市民の避難先でもあります。京都市内で質疑の時間を十分取った住民説明会を開いてください。

質問・要望書:高浜原発3・4号再稼働反対と原子力災害避難計画等に関する質問・要望書(PDF)

別紙資料(PDF)