大飯原発3、4号機再稼働について福井県議会閉会に際するNGO共同要請書

福井県知事 西川 一誠 様
福井県議会議長 田中 敏幸 様

大飯原発3、4号機再稼働について福井県議会閉会に際するNGO共同要請書

福井県議会が16日に閉会しました。本議会では、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、安全性の確認ならびに地元合意がどのように形成されていくかに県民のみならず全国の注目が集まりましたが、深い議論がされたとは言えず、再稼働について福井県民の合意を得るには程遠いことが浮き彫りとなりました。

また、情報が圧倒的に不足する中で、多くの住民は雇用と安全を天秤にかけられた生活をしている状態にもかかわらず、本議会の各委員会では傍証席が8席程度と非常に限られており、テレビやインターネットでの中継のない会議も多く、傍聴者による電子機器の使用も禁止され、さらに議事録公開にも数か月かかる状況です。またこの間、原発再稼働について、県による住民に対する説明会や意見を聞く場も設けられていません。

福島原発事故では、発電所周辺はもとより、60キロ離れた福島市でも深刻な放射能汚染が広がっています。リスクを負う住民に対して、事故によるリスクの説明もなく、意見を述べる機会も設けていない姿勢は、地元できちんと議論を尽くした合意を真摯に得ようとしているとは言えません。

このため私たちは、大飯原発3、4号機の再稼働是非の判断に先立ち、福井県に下記を要請します。

  • 原発事故によって万が一にも住民の暮らしや県内経済が影響を受けることのないよう、福島第一原発事故に関する国会の事故調査委員会の結果および原発に関する国の安全指針の確立を待つこと
  • 広く住民が参加でき、意見を述べられるプロセスを県が積極的に設置すること
  • 住民が原発停止による地域の経済活動の低下や雇用不安に焦ることなく、しっかりと再稼働に関する議論を重ねることができるよう、国が責任をもって地域経済・雇用支援にあたることを求めること

提出者:
原子力発電に反対する福井県民会議
サヨナラ原発・福井ネットワーク
原発設置反対小浜市民の会
プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会
株式会社 森と暮らすどんぐり倶楽部
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会
グリーン・アクション
国際環境 NGO グリーンピース・ジャパン