6月18日:石橋克彦さん講演会
6月18日 石橋克彦さん講演会
若狭湾原発震災を防ごう
〜関西広域連合を無人の曠野にしないために〜
若狭の原発で大事故が起これば、地元は甚大な被害を被り、さらに、関西の水瓶である琵琶湖も放射能に汚染されてしまいます。関西に住む私たちは、そうなる前に、なんとしても関電の原発を止めなければなりません。
福島第一原発では、炉心溶融や使用済燃料プールの冷却喪失によって重大事故が起こりました。大量の放射能放出による被ばくと汚染は深刻を極め、生活の基盤は根こそぎ奪われ、将来にわたって生活と健康が脅かされています。今回の事故は、原発が巨大地震と大津波に耐えられないことを明らかにしました。
関電は、極めて甘い活断層・津波評価しか行っていません。山のような津波によって人々や家屋が流され、若狭湾に甚大な被害をもたらした1586年の天正大地震が大きな衝撃を人々に与えています。関電はこのことを30年も前に知っていながら、2m以下の津波しか想定してきませんでした。地元に対しては「文献などからも周辺で津波による大きな被害記録はありません」と嘘の説明を行ってきました。
今回は地震の専門家である石橋克彦さんをお招きし、若狭での原発震災の危険性等について講演していただきます。石橋さんは、「原発震災」という言葉を初めて使われ、早くから警鐘を鳴らしてこられました。5月23日には国会で参考人として、若狭湾一帯は大地震空白域であるため原発震災の危険性が高いと指摘されました。また、国と電力会社が大津波と全電源喪失を前提にした「緊急安全対策」で大事故は起きないと主張していることについて、「大津波をかぶるようなおそれのある場所で原発を運転すること自体、正気の沙汰ではない」と述べ、「そういうことを想定すること自体が、立地条件に反しており、原子炉立地審査指針に反している」と鋭く批判されています。さらに、地震大国日本は、「地球上で最も原発建設に適さない場所だ」と述べ、これまでに国や電力会社が行ってきた「活断層隠し」「耐震偽造」を批判されています。
石橋克彦さんの講演をじっくりと聞いて考えましょう。若狭湾原発震災を防ぐための活動の糧にしていきましょう。是非、ご参加ください。
講 師:石橋克彦さん(神戸大学名誉教授・地震学)
日 時:6月18日(土) 開場18:00 18:15〜20:50
場 所:エルおおさか 南館 5階 南ホール(地下鉄谷町線/京阪「天満橋」から徒歩5分)
参加費:一般1000円 / 大学生以下300円
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