7月5日:抗議声明 高浜原子力発電所へのMOX燃料輸送に反対する

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抗議声明
高浜原子力発電所へのMOX燃料輸送に反対する

品質保証データが公開されていないMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料が本日[現地時間]フランス・シェルブール港を出港し、16体(4号機用)が高浜原子力発電所に向かう。今回の輸送燃料にはプルトニウム700 kg以上(全プルトニウム)が含まれている。(英国の核輸送船パシフィック・ヘロン号およびパシフィック・イーグレット号。)私達はこの輸送とそれに伴うプルサーマル計画に強く抗議する。

このMOX燃料は経営危機に陥っているアレバ社の商品であり、品質についての詳しい情報は顧客の関西電力すら知らされていない可能性が強い。フランスの原子力安全局(ASN)は外国の顧客用MOX燃料の品質保証検査には関与していない。「ASNは、日本向けの製造品質の監督には従事しておりません」と述べている(2010年)。また、アレバ社(MELOX工場)は、燃料の純度に関して日本側(原子燃料工業)の元々要求していた品質を受け入れず、要求を下げても受け入れず、その結果、それより更に純度が低い製品が関電に提供されている。すなわち、不純物に伴う危険性を抱えている。

我々は再三、今回の輸送に向けAREVA JAPANに対しアレバ社のメロックス工場で製造された又は(今回の輸送を含めて)される予定の日本向けMOX燃料の品質保証データの公開を求める書簡(*)を送っている。回答は未だ来ない。
MOX(プルサーマル)燃料利用は原子炉の安全性を損なわせるものである。福島第一原発事故後危険性を増やす計画を進める行為は、この大事故の教訓をないがしろにする行為であり、許されるべきものではない。使用済MOX燃料は持って行くところがなく、高浜原発の使用済燃料プールに貯まり続け、プールの危険性をより深刻にする。日本の核物質海上輸送の安全上の懸念から世界中の沿線諸国から再三反対・憂慮の声が上げられて来たが、日本はこれを無視して来た。日本海も含むすべての輸送経路には核防護上の懸念が存在する。高浜原発を始めとする日本のプルサーマル利用計画は直ちに中止せよ。

グリーン・アクション
京都市左京区田中関田町22-75-103 Tel: 075-701-7223 Fax: 075-702-1952
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
大阪市北区西天満4-3-3星光ビル3階 Tel: 06-6367-6580 Fax: 06-6367-6581


*)
書簡は、2016年1月28日、7月21日と11月30日に送られている。
送り先:Frédéric Patalagoity,
President and Managing Director, AREVA JAPAN
送り元:グリーン・アクション、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、原子力資料情報室、グリーンピース・ドイツ

抗議声明:高浜原子力発電所へのMOX燃料輸送に反対する
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