4月13日:京都府への申し入れ

復興大臣の暴言に抗議し、辞任を求めてください
高浜原発3・4号の再稼働に反対を表明してください
質問・要請書

2017.4.13

京都府知事 関西広域連合委員会委員 山田啓二 様

日頃から京都府民の安全のためにご尽力いただき、ありがとうございます。
復興大臣の「自主避難は自己責任」という暴言に対し、私たちは激しい憤りを禁じえません。福島原発事故の被害者を切り捨て、再稼働を進めるなど言語道断です。
関西電力は、5月中にも高浜原発3・4号の原子炉を起動し、再稼働を強行しようとしています。しかし、高浜原発でのクレーン倒壊事故は、関電に染み付いた安全性軽視の体質をまたもさらけ出しました。高浜原発3・4号の再稼働などもってのほかです。関電が敦賀労基署に提出した「改善措置」は、「暴風等の情報について、日本気象協会からFAXを受領する運用を開始」等です。何をかいわんやです。さらに、関電が4月7日に福井県等に提出した「総点検結果」では、相も変わらず、「社長が先頭に立った安全最優先の再徹底」「揺るぎない安全文化の構築」等々です。2004年の11名もの死傷者を出した美浜3号機事故以降関電が述べてきた「安全文化の醸成」を繰り返しているだけです。クレーン倒壊事故は、美浜3号機事故からも、福島原発事故からも何も学んでいないことを示しています。

山田知事は、大型クレーン倒壊事故について、「責任が明確でない」、「関電側の安全に対する責任が見えない」と強い口調で反省を促してきました。迫っている高浜3・4号の再稼働に反対を表明してください。

福井県は、県議会等で再稼働について議論はしないと報道されています。そのため、京都府民と関西の住民の命と安全を守るため、私たちの要請に早急に応えてください。

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