高浜原発1・2号の運転延長に関する福井県原子緑安全専門委員会への要望書

高浜原発1・2号の運転延長に関する福井県原子緑安全専門委員会への要望書

老朽化した高浜1・2号や美浜3号の運転期間延長を市民は心から心配しています
重要な問題点・疑問点について見過ごすことなく
専門家として真剣に検討し、規制庁に問いただしてください

高浜1・2号炉の40年を超えての運転について、原子力規制委員会は容認する意向を固めたと 報じられています。美浜3号炉も同様に認める意向であるとも言われています。福島事故の悲惨な 状況を経験し、それを教訓として、基本的に40年を運転期間の限度としながら、それを超える老 朽炉の運転を急いで簡単に認めようとしています。この状況に、私たちは大きな疑念と強い憂慮を 抱くものです。私達のまわりの多くの市民も同じくとても心配しています。
他方、熊本地震を受けて入倉・三宅式の過小評価性を改めて問題にする島崎元規制委員の主張が 注目を集めています。規制委員会は、島崎氏から直接意見を聞く場を 16 日に設けるなど、新たな 動きが出ており、高浜原発 1・2 号の基準地震動も過小評価の可能性が高まっています。
ところが、前回の貴委員会(5月13日)では、ほとんど何も議論がなされず、真剣さが感じら れない状態で、私たちは強い失望を抱かざるを得ませんでした。
高浜1・2号炉にはさまざまな問題がありますが、運転期間延長に直接関わるテーマは高経年化 に伴う劣化の問題です。それに関連して、最近特に問題になった3点を下記に取り上げます。それ らの問題をぜひ議論していただき、規制庁に対して厳しい態度で疑問点を質していただくよう要望 いたします。

要望事項
1.老朽化した高浜原発 1・2 号の運転延長について、熊本地震の特性を踏まえた耐
震安全性や電気ケーブル絶縁低下問題等を検討してください。
2. 高浜原発 1・2 号の 40 年超えの運転延長を認めないでください。

2016年6月17日

福井から原発を止める裁判の会/サヨナラ原発福井ネットワーク/ふるさとを守る高浜・おおいの会/原発設置 反対小浜市民の会/プルサーマルを心配するふつうの若狭の民の会/原子力発電に反対する福井県民会議/グリ ーン・アクション/原発なしで暮らしたい丹波の会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
連絡先団体:ふるさとを守る高浜・おおいの会 090-1896-8882(東山幸弘)
美浜の会 大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL:06-6367-6580 FAX:06-6367-6581

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