見解:武村式を適用して基準地震動を再評価せよ

1月29日交渉及び再質問への2月5日回答を踏まえて

同じ断層であっても、津波に関しては武村式が、基準地震動に関しては入倉式が適用されるという二重基準になっており、結果として基準地震動は著しい過小評価になっている。その端的な例が、大飯原発のすぐ傍を通る海域のFoA-FoB断層である。この断層は、津波の波源であると同時に耐震安全設計の基本となる基準地震動の源にもなっている。まさにこの二重性格・過小評価が、昨年12月18日の審査会合で規制庁の小林勝・安全規制管理官(地震・津波安全対策担当)の発言・主張によって浮き彫りになった。
この問題を1月29日の規制庁交渉で取り上げ、さらに再質問に対する回答が2月5日に得られた。そこで改めて基準地震動にも武村式を適用すべきであるという見解を以下に述べる。

ダウンロード:武村式を適用して基準地震動を再評価せよ(見解)